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これも一歩だ

『六段の調べ』急・四段4話「新しき人へ」を公開しました。この辺りが清隆にとって、瑞香にまつわる一つのターニングポイントかなと思います。そして四段はここで一区切りとなり、次からが後半戦とも呼べます。本当は今後のような展開を入れるか迷いました。しかし清隆の成長のためには要るんじゃないかと思って書きました。きっと一人のことは心から信じられるようになるはずです。

理想には程遠い

『六段の調べ』急・四段3話「誰も寝てはならぬ」を公開しました。この題名はどこかで使いたかったのですが、その名の通りになりました。

今回再び登場した朝重は、裏で本編に書けないような仕打ちも受けています。作中でもそっと匂わせてはいます。基本的に私は「女の園」というものにはキラキラしていないイメージを持っています。だからこそ女子校などが舞台の作品でキャラクターたちの仲良さそうな描写を見るとほっとする……のかもしれません。

騒ぎが起きては解決

『六段の調べ』急・四段2話「秋眠暁を覚えず」を公開しました。子どものころは春分の日と秋分の日はどっちがどの季節だっけ……と読みで迷うことがありました。お雛様とお姫様もごっちゃにしそうになっていました。そんなことはともかく、作品では一大事が起きています。そもそも事件のなかった話などあったでしょうか。前は日常っぽい話を取り入れようと展開を考えたこともありましたが、結局現在の形に落ち着きました。

学生時代なんて何年前だ

『六段の調べ』急・四段1話「オーメンズ・オブ・ラブ?」を公開しました。題名の由来は吹奏楽で鉄板とも呼べる楽曲です。特に後半は木管楽器奏者の指がしんどくなります。

作中では自習室が出てきますが、私の母校にもあってたまに使っていました。こちらも私語厳禁で破る人はいませんでした。よく皆が進学校の空気について行けていたなぁと思います。今さらですが、桜台高校のモデルはこの母校です。桃しか食べられなくなった受験生の話も実際に聞きました。私はさすがにそこまでは陥っていません。

また長い話へ入ります

『六段の調べ』急・三段5話「長恨歌」を公開しました。結果的にあのような姿になった朝重ですが、名前で掛けているわけではありません。元は別の名前で今回と同じ展開を考えていて、後に名前の方が変更になりました。

悩んでいた四段の投稿開始ですが、今月の28日からにします。今までの月変わりとは違って変則的です。2週待たせるのもどうかと思ってこうなりました。次回は全6話、『六段』にしては珍しい要素の入った話と呼べるかもしれません。ああいった要素を書くのは少し苦手です。今後の作品でも出ない傾向が多いです。まだ出してもいないのに長々と語るのはどうかと思うのでここまでにしておきます。

全くの借り物です

『六段の調べ』急・三段4話「夢破れて」を公開しました。タイトルの由来は有名なミュージカルの楽曲です。本当は同じ劇から色々な題を取りたかったのですが、相応しい話がありませんでした。「オン・マイ・オウン」とか好きです。他にも没になったものはたくさんあるので、どこかで使えたらと思います。またこの作品みたいに抽象的で分かりづらくなりそうなのはもう諦めます。ついて来れる自信のある人はぜひついて来てください。

先が遠い

『六段の調べ』急・三段3話「妙音院を探して」を公開しました。妙音院の息子は自分の名前を気に入っていないので、早く元服して別の名前にしたいと思っています。彼の成長後も一応は考えているのですが、果たしてそれを出せる日は来るのやら。「世界観が共通している」と書いている割に全然それを表せていないので、公開できる作品数を増やしていきたいです。ひとまずは『六段』の完結を目標に専念していきます。裏ではちゃんと書いたり見直したりしています。気になる部分を変えるなりしていると、直しの回数が10回近く、あるいは超えてしまうのです。

執筆までが長い

『六段の調べ』急・三段2話「物忌み」を公開しました。このページに何を書こうかと考えていたら、今回の妙音院も清隆も籠もることを余儀なくされているなと気付きました。私も受験勉強はしたのですが、当時のことはあまり思い出せません。それでもこの作品含む小説のことは考えていました。当時構想したものの一つが、今年に入ってやっと執筆に着手できるようになりました。遅い、長い! 新人賞に出すには万人受けしなさそうな話なので、投稿先を検討しているところです。他にも賞には見合わなそうな話ばかりが浮かんでいて、何とか賞向きのものを捻り出したいと思っています。

不憫だなぁ

『六段の調べ』急・三段1話「女王の裏」を公開しました。前川もとい朝重の女官としての姿もキャラクター紹介ページに追加しています。といっても女官はやめてしまったのですが。

今回災難に遭っていたことが判明した山住ですが、元々やらかしてしまうような設定であったわけではありません。苦労人っぽいイメージでしたが、それではキャラが弱いと思って考えた結果、あのようになりました。しかし今回は彼が失敗したというのではないので、どちらかといえば不遇になってしまいました。ここからの巻き返しに期待です。

スケジュールどうしよう……

『六段の調べ』急・二段5話「瑞香よ泣かないで」を公開しました。目まぐるしかった二段もこれで完結です。三段は来週に順次上げる予定です。そして四段の公開時期を悩んでいます。12月きっかりか、そこに入る週の頭から始めるか、決まり次第またお知らせします。

思えば今も鳥が好き

『六段の調べ』急・二段4話「そして不死鳥は告げた」を公開しました。タグにある通り、残酷描写があります。なるべく刺激的な表現を避けましたが、中には苦しく感じられることもあるかと思いますので、その際は無理せず読み飛ばしてください。

不死鳥や鳳凰といったモチーフが昔から好きで、取り入れたいと思って書いたのがこの作品です。それがあんな形で活躍するとは。土台である裏と合わせてストーリーを考えている時にぱっと浮かんだことでした。本当に何の前触れもなく、突然にです。

全くの偶然だけど

『六段の調べ』急・二段3話「時に道は美し」を公開しました。「よくしゃべる人見知り」とは何だろうと思いながら、信のことは書いてきました。

今回のタイトルは長生淳ながおじゅん氏の楽曲から取っています。演奏したことはありませんが、今年に行われたあるコンサートで作品の初演が行われた際の演奏後に、ご本人が紹介されていました。私は2、3階辺りにある端っこの席にいたので、1階にいたお姿はあまり見えませんでしたが。まさか題名に使っている曲の作曲者を拝見できるとは、今思い出しても驚いています。