『神住む湖』第2章9話「囚われの身」を公開しました(note版 NOVEL DAYS版)。前作に引き続き、リリはまたも捕まってしまいました。今回はある意味自業自得でもありますが。今は頼りないようにも見えるリリは、シリーズを追うごとに化けていく予定です。もしかしたら片鱗に気付いている方もいるかもしれません。再来年かその次の年くらいには、彼女の行く末も描いて「ライニア乱記」を完結させたいと思っています。その間にはまだ名前も発表していない「早二野プロジェクト」の新編も終わっている見込みです。きちんとスケジュールを組んだ際にまたお知らせします。
更新情報
難儀な魔法
『神住む湖』第二章8話「短い修練」を公開しました(note版 NOVEL DAYS版)。作中にある通り、レンの魔法は長いこと特訓して強くなるといった余裕があまりないものとなっています。もし別の誰かが事件を解決して、レンの思う日常を取り戻したら、彼女の魔法は出番もなくなるでしょう。
魔法といえば、先日公開した7話の魔法に関する文章を軽く修正しました。結社の世界観では基本的に魔法と魔術の区別がはっきりしているのですが、それなのにややこしくなることがあります。簡単に言えば、魔法は使用者の個性が突き抜けていて、魔術は出来の差こそあれ、覚えれば皆が平等に使えるといった感じです。ちなみにアーウィンの使う音楽魔法は、結社での世間一般の魔法とは違うものです。長くなりそうな上に、こういったものは作品の中で示すべきだと思うのでここまでにしておきます。
これはホラー?
『神住む湖』第二章7話「密かな脱出作戦」を公開しました(note版 NOVEL DAYS版)。自分で書くのもなんですが、脱出作戦とはわくわくする響きです。ところでお気付きでしょうか、セレストの様子が変わりつつあることに……。数話しか出ていないから分からない、と言われてしまえば作者の力不足です。彼女とカルマの活躍はまだまだ続きます。それにしても1章が全10話とは長いなぁ! 前の章は7話で終わっていたのに。
題名あれこれ
『神住む湖』第二章6話「戦いに赴く者たち」を公開しました(note版 NOVEL DAYS版)。個人的に気に入っている題名です。作品自体の題についても小話がありますが、それは後日の楽しみに取っておきます。『六段』のころは吹奏楽の楽曲などから題を取っていましたが、そういったのも少なくなってきました。自分で考えるのは楽しいけど難しい。候補に取っておいた題名ストックもまだまだあるので、いつか使いたいです。さて、いつになるのだろう……。没にした経緯も含めて、エッセイっぽいもので語ろうかなぁと考えていたりいなかったりしています。
いよいよ本格参戦だ
『神住む湖』第二章5話「決意新たに」を公開しました(note版 NOVEL DAYS版)。二章もやっと半分になり、話全体としても折り返しに入りました。悩んでいたレンもようやく動きそうです。だというのに次回以降の話は、また中心人物が変わります。早くイホノ湖に行きたいところですが、もう少しお待ちを。
いわゆるファンサービスでもある
『神住む湖』第二章4話「未完の楽園で」を公開しました(note版 NOVEL DAYS版)。今回出てきたキャラクターを「誰だ!?」と思った方は、ぜひ『蒐集家、団結する』をご一読ください(note版 NOVEL DAYS版)。抜かりなく宣伝もしていきます。こうした繋がりを早めに示したくて、『団結』の方にライニア関連のエピソードを出したのだったのかなぁと今になって思い出しています。今後も「楽土蒐集会」関連のエピソードは「早二野プロジェクト」でも出したいと思っているのですが、いつになるのやら。一応、『団結』に出ていない構成員の設定も決めてはいるのです。
大したこともない予告めいたもの
『神住む湖』第二章3話「シランの牽制」を公開しました(note版 NOVEL DAYS版)。大人しかったリリはどこへ行ったのやら。そしてあのシランにいつも通りの接客が出来るレンの母は、肝が据わっているなと思います。恐らく娘が「白紙郷」と対峙していたことは知らないはずですが。
さて、次回の話は少し異色となります。というのも、本筋にはさほど関わっていない、もっと言えば別作品で活躍していた人物がメインとなるからです。結社の作品群は緩く繋がっている、その証明になりそうです。何が起きるのか、金曜日までお待ちください。
休日気分に注意
『神住む湖』第二章2話「動くべきか否か」を公開しました(note版 NOVEL DAYS版)。久しぶりに土曜日の更新がなくてのんびり出来たかと思えば、祝日の今日にも更新がありました。最近入手したメモ帳に予定を書き込んで何とか乗り切っています。やることが多いと、うっかり大事なことを後回しにして忘れそうです。やはり頭に詰め込むだけでは駄目だなぁ。
そして無事公開された今回、久しぶりにシランが出てきました。一章ではあまり目立っていなかった彼女ですが、これからいつも通りに動いていきます。
急にどうした?
『神住む湖』第二章1話「トープの計画」を公開しました(note版 NOVEL DAYS版)。noteで更新作業の際にリンク確認のため前回のプレビューを見ていたら、スキの数が8個と表示されていました。まず、この記事を見ているか見ていないかにも関係なく、ここで感謝を述べさせていただきます。1話に1つ付けば良いと思っている中で意外な展開。「あれ、見間違いじゃないよな?」と思いつつ作業を進めながら、軽い動悸を覚えました。この後に取り消される可能性もあるので、調子に乗ってもいられない……はずです。とりあえず、今後も予定通りに更新は粛々と続けていきます。基本的に閲覧数などを見ない方針も変わりません。今日の反応はたまたま目に入ってしまったための出来事です。
なぜそこを探す!?
『神住む湖』第一章7話「カルマとセレスト」を公開しました(note版 NOVEL DAYS版)。言うまでもなく、題名の二人が主役です。セレストが薬を探す場面は、自然とあのように浮かんでいました。思春期の少年にはとんでもないものですが、世間知らずで家族以外の男とも会ったことがないだろうセレストは気にしていなかったのかもしれません。ひょんなことで捕まった二人がこれからどうなるのか、明後日から公開の第二章に続きます――といっても、活躍はかなり後半ですが。二章は全部で10話もあるので、11月のほとんどを埋めてしまいそうです。一足先にあらすじも公開しています。今まで遅れて公開することもあったのを改善中です。
音を立てずにひっそりと
『神住む湖』第一章6話「進む企て」を公開しました(note版 NOVEL DAYS版)。じわじわと日常が侵食されていく様子が書けているか、今更ながら自分で気になっています。『全てを白紙に』の時のような派手さはありませんが、やがて大きな展開が待ち受けています。セレストがカード占いをしているのは、ちょうど書いていたころに自分が少し勉強し始めていて取り入れたかったからです。せっかく買った本も最近は読んでいない、買っただけで満足してしまうのを何とかしたい。次回で第一章は完結です。10月の終わりで切りが良い!
ヘーゼルナッツのヘイズ
『神住む湖』第一章5話「大佐ヘイズは憂慮する」を公開しました(note版 NOVEL DAYS版)。前作では中佐だったヘイズが、題名にもある通り昇進しています。あれだけの事件を収めたのですから、昇進していなければおかしいというものです。そんな大佐は、色々と振り回されています。
ところでヘイズの由来が榛色・すなわちヘイズルであることは以前にも書きましたが、実(いわゆるヘーゼルナッツ)の色から取られているそうです。これを知って以来、ヘーゼルナッツの入ったチョコレートなどを見ると、つい親しみを覚えています。そんな無駄話は頭の片隅に、物語の転換が起きる今回の話もご一読ください。ヘイズの今受けている扱いには、なかなかつらいものがありますが。