おおよそ本格的な登場順に並んでいます。「詳細プロフィール」をクリックすると、より細かい設定や立ち絵が見られます。生年月日表記は西暦で統一しています。
『全てを白紙に』
『全てを白紙に』
レン
「逃げるだけでかっこ悪いって思わない?」
ライニアの中等学校に通う少女。周りと違って授業でも魔術を扱えず、価値観が元となる独自の技・魔法の発現兆候も一切ない。しかしそれにへこたれず、「かっこいい」自分を目指して突き進む。時々、かっこよさにこだわって空回りすることもある。
リリ
「消されちゃったら、何も楽しめなくなっちゃう!」
レンの同級生であり、幼いころからの親友。引っ込み思案で気弱だが、魔術はほどほどに使える。レンの後ろに隠れている一方で、裏には誰にも見せていない思いを抱えているらしい。
アーウィン
「何かあったら誠意を持って君たちを守るよ」
生まれた民族特有の外見を持ち、横笛による音楽魔法を扱う青年。気さくで博識なことからレンたちに信頼されているが、一部の者には疑念を抱かれている。胸には衰退してしまった民族の再興へ向けた熱い思いが潜んでいる。そのため、時には周りの意見を押し切って動くこともある。
イムト
「間もなく爆発する。命が惜しかったら、今のうちに尻尾巻いて逃げるんだな」
「白紙郷」の団員であり、団長という人物を深く尊敬している。団長が他の者を重用していれば不満を持ち、団長が自分を目に掛けてくれれば喜ぶ。指示通りに動くこと以外は苦手で、自分から行動するとあまりロクな目に遭わない。いつも携えている本から神を呼び出す魔法を扱う。
シラン
「人を信用しても、裏切られるだけよ。その信頼が、命取りになるわ」
「白紙郷」やそれに対する者といった立場を問わず、人を「愚か」と断じて斬り続ける女。人間を信じず批判的で、過去にも殺害を繰り返してきた。冷酷かつ人の本心を見抜く洞察力も持つ。旅を続けているのには、ある願いがあるという。
ヘイズ
「ですが我々は、これ以上国民の被害を増やすわけにはいかないのです」
ライニア陸軍に所属する軍人。状況を冷静に鑑みて事件の解決を目指し、時には敵の思いに寄り添うこともある。世間の軍に対する誤解を解き、またその軍がより良くあってほしいと動いているが、現実は厳しいようだ。
ルネイ
「ぼくたちは軍に関わるつもりはありません。こちらでどうにかしますので、もう放っておいてください」
魔術研鑽のために旅をしてきた少年。あらゆる五感へ過剰に反応してしまう「敏感」体質を持ち、少しでも刺激を和らげるために全身を魔術で作った粒子で覆っている。口下手で恥ずかしがりではあるが、守る者への思いは特に強い。
フュシャ
「んじゃ、戦いにも飽きたし、あたしはこれで失礼するよ」
「白紙郷」の団員だが、あまり組織に忠誠心はない。自由気ままで飽きっぽく、使用する武器も魔術で作り出しては捨てている。不真面目ながら団長には期待されているようで、イムトがあからさまに不満を見せている。
エティハ
「私はライニアを、誰もが活躍できるようにしたいのです」
ライニア陸軍のもとに現れた神話学者。「白紙郷」の騒ぎにライニア神話が関わっていると考え、ヘイズたちに協力する。落ち着いてはいるが、どこか厳しさも覗かせている。根にあるコンプレックスが深く、自分とは真逆な人々に複雑な感情を抱いているらしい。