おおよそ本格的な登場順に並んでいます。「詳細プロフィール」をクリックすると、より細かい設定や立ち絵が見られます。生年月日表記は西暦で統一しています。
目次
『蒐集家、団結する』
『蒐集家、久遠に出会う』
蒐集家、団結する
富岡 椛 Tomioka Momiji
「あたしが『偽善家』なんてひどいよ、ひどいよ! なんでそう呼ばれなくちゃいけないの?」
「偽善家」。自分を助けてくれた「天使」に憧れる蒐集家。いつも思い付くままに行動し、周りを振り回す。「困った人」を思う心は人一倍。普段は雑貨屋を経営しているが、全く客が来ない。
屋久島 真木 Yakushima Maki
「これ以上活動を妨害するつもりなら、わたし達はあなた方と縁を切りますよ?」
「審美家」。都内の博物館に勤める学芸員にして、椛を支えるしっかり者の蒐集家。椛とは小学校の同級生であり、昔と変わらない彼女に呆れている。あるきっかけから人間嫌いで、周囲の人々をあまり信頼していない。
端 治 Hashi Osamu
「俺も『楽土会』もそうだけど、蒐集家ほど人を無下に扱う輩もいないよ」
「堕天使」。窮地に陥った椛と真木の前に現れた蒐集家。普段は悠然としているが、特に椛へ対して厳しい言葉を掛ける。かつては別の蒐集団体に属しており、「天使」とも因縁があるらしい。
苫小牧 菖蒲 Tomakomai Ayame
「でも、あんまり入れ込み過ぎないことよ。誰にでも優しくしていると、私のようになるから気を付けて」
「情報屋」。蒐集家御用達の小料理屋「七分咲き」を営む女将。椛たちへ有益な情報を与えてくれるが、真木のように疑う者もいる。あまり自分を表に出さず、ミステリアスな印象が強い。誰に対しても笑顔を振りまく裏には、矛盾を抱える願いが存在している。
白神 Shirakami
「これも目標のためだ。手段を選ぶつもりはない」
「勝負師」。若くして多くの人間を手に掛けてきた、凶暴とも呼べる蒐集家。自分が有利に動くために手段を問わず、無駄を省いた合理性を好む。「名前らしくない」として下の名前は明かしていない。ある目的のために「楽土蒐集会」へ入っているが、椛との出会いを通して考えを改めていく。
平泉 尊 Hiraizumi Takeru
「……あの『堕天使』も厄介だな」
「楽土の平定者」。「楽土蒐集会」の副会長であり、目的のために残虐な行為をも厭わない。しかし実際には自分が指揮してきた強硬手段に疑問も持っており、苦悩を見せていく。右目をある騒動で失明しているが、そこには治が関わっているという。
春日山 凪 Kasugayama Nagi
「馬鹿だねぇ。何であの子たちは、人のためになんか尽くすんだろう。蒐集家の風上にも置けないよ」
「無縫者」。「楽土蒐集会」に属しているが、自分のやりたいことを最優先し、あまり組織に忠誠心はない。とにかく自由で周りを考えずに動くため、迷惑に思われることもあるが気にしない。トレードマークのように着ている千早は、実家の神社からかっぱらったもの。
所沢 雲雀 Tokorozawa Hibari
「……気に入らない。蒐集家なんて犯罪者と考えが一致するなんて」
「国蒐構の希望」。蒐集家を専門に捜査を行う組織「国際蒐集取締機構」の刑事。「悪」である蒐集家を抑えるべく躍起になっており、頭が固くなってしまうこともある。苫小牧とは同じ大学でこちらが先輩だが、身長のためよく子どもと間違えられる。
熊野 仁成 Kumano Hionari
「……そっか。ボクって悪い人なんだね」
「楽土の誘い手」。蒐集団体「楽土蒐集会」を率いる長。特徴的な白い肌は、異世界のある国に住む先住民族にいた母由来のもの。誰をも受け入れようとする姿勢から意思がないと見られ、時に構成員から不評を買っている。
日光 春宣 Nikko harunobu
「きみ、今の職場は好き? 本当のところはどう思っている?」
「『楽土蒐集会』捜査部の大御所」。国際蒐集取締機構で、長年「楽土蒐集会」を追ってきたベテラン。飄々として統率力に欠けているように見えるが、仕事はしっかりこなす。敵であるはずの蒐集家たちに何やら思いがあるらしく、所沢を不審に思わせている。