多様性は大事

『蒐集家、団結する』第二章4話「人事異動」を公開しました(note版  NOVEL DAYS版)。登場するキャラクターには幅を持たせないと、色々な人を描けるようにならないと、ということで考えたのが日光春宣という男です。結構年齢の高い人を描くのは初めてだったので、キャラクターデザインを作る時にも色々調べました。これで『団結』の登場人物は出揃いました。紹介ページを更新する度にバタバタしていたので、ようやく落ち着けそうです。

作中で所沢が言っているように「早二野」の読みっておかしくない? と思うようになったのは、割と最近です。平仮名で選んだ文字を漢字に当てはめることに夢中で、あまり意識していませんでした。他にも日光が話す戦中の芸術家たちは、実は制限の中で色々な表現を試して楽しんでいたという話も聞いていたのですが、物語が広がり過ぎそうなので入れないことにしました。日光の設定も細かく決めているのですが、この先に生かされるのか……。彼を理解してもらうためにもどこかで出したいなぁとは思っています。