『神住む湖』
カルマ
「お休み中は何してた? 『白紙郷』の事件では無事だった? 宿題はちゃんとやってきてるよね?」
東方の国・シャンマから移り住んできたレンの同級生。学業の成績は優秀で運動も得意、ライニアの神話にも明るく魔術を上手く扱える完璧な存在。普段の人当たりは良いが、中等学校で一目惚れしたレンにしつこくつきまとい、そのために彼女からは避けられている。せっかくモテていても、レン以外にアプローチをする気はないようだ。
トープ
「学者ではありません、伝道師です。ワタシは神話を、実用的なものにしたいのです。ただ書物と睨めっこしているあなたがたとは違いまして」
イホノ湖に人々を集めて神話を説く伝道師。家族の影響でライニアの神々を信仰し、周囲に煙たがられても貫いてきた。目的のためなら強引な手も使い、時には「洗脳」魔法で従える。ライニア人が昔のように神話を信じることを深く望んでいる。
セレスト
「ニュースは見ないの。そこで話している人とかの意見に、感化されてしまうかもしれないから」
魔術道具を扱う大企業の社長を父に持つお嬢様。人の持つ魔力を無意識に受け取る「感応」能力を持ち、その影響を避けるため外へ出ずに過ごしてきた。おっとりしていて人に優しい。フュシャと親しいが、能力を介して彼女から知らないうちに影響を受けているらしい。